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  地域を遊び 地域を繋ぎ 地域を知ろう

【ハイクアテンド】山梨 乾徳山をハイキング

 

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先週末、メンバーで山梨県塩山にある「乾徳山」へハイキングしてきました。

 

朝四時に地元国立を出発して、高速で車を走らせ約1時間30分程で登山口のある徳和駐車場へ到着。2,013mある乾徳山は日本200名山の一座なのですが、こういった高めの山へ1時間ちょっとで到着できるのも多摩の良さですね。

 

トレランで山に登ることもあるのですが、ハイキングだとより細かい植生や山肌などを見ることができ、天気にも恵まれて、秋で色づいた山はとても綺麗で日頃の疲れをリフレッシュできた時間でした。 

 

普段から共に活動しているので会う機会も多いですが、仲間でこういったアクティビティを体験すると登り切った喜びも、景色への感動も共有出来て良いですよね。

 

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この山の特徴としては、急な傾斜もあり登りには一苦労しますが(約6kmで1200m程登ります)、登っていくにつれて様々な景色を見ることができるため、飽きずに進むことができました。

 

途中、乾徳山頂上手前で「扇平」というすすきが生い茂る平原のような場所を抜けるのですが、ここでは富士山から南アルプスまで一望することができました。イメージとしては「風の谷のナウシカ」でナウシカがオウムの触手の上を歩くようなそんな感じです。(わかる人にはわかるはず...)

 

その後山頂に近づくにつれて、急に大きい岩が連なるような場所を通ります。鎖を使って上るのですが、クライミング要素もありこれもとても楽しかった。まき道があるのも良きです。この岩は「もののけ姫」でモロの君が座っているようなまさにそんな感じです。(わかる人にはわかるはず...)

 

山頂へ到着するとこれまた絶景。

360℃大パノラマをがっつり堪能いたしました。

 

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その後、扇平まで下りたところでランチタイム!

 

今回はホットサンド(ハムチーズ、キーマカレーの2種)と、シチューを作りました。メンバーが山飯に慣れているので、こうやって皆でご飯を作れるのはメリット高し!すすき越しの富士山を見ながらのご飯は格別で、お腹も満たされ、しばらくゆったりと休憩。あー至福でした。

 

その後比較的速足でサクッと下りきり、無事に下山。

最初から最後まで天気も良く、最高のハイキングとなりました。

 

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いつも多摩で活動していることの多いメンバーですが、こうやって地方へ出てアウトドアアクティビティを楽しむことも多いので、他県のローカルな魅力についても今後発信していきたいなと思っています。

 

自分たちも様々なローカルを楽しみながら、自らの地域の魅力も深堀していきます。

 

今回の旅の様子については動画も撮りましたので、近日Youtubeにて公開する予定です。ぜひお楽しみに!

 

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【高梨の多摩雑感vol.27】ブリキの迷宮で描かれた未来

 

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最近コロナ禍を通じて、経済が収縮した結果、「なるたけ仕事をしない」方向に世の中が動いているように感じる。

 

今では残業しない、ワークライフバランス、コアタイム縮小、有給休暇の取得推奨などなど。10年前、サラリーマンとして社会に出たときと今では雰囲気が明らかに違ってきていています。

 

歩き回って営業するなんてすでにナンセンスで、出向かなくても需要と供給をデータベースでマッチングして効率的に電話やメールのみで契約。あとは管理するのみなんていう時代だ。

 

会社に居る時間も減り、飲み会の数も減った今では、いかに効率よくミスなく仕事を終わらせ、残業をせずに家に帰るかを求められていて、スリスリした付き合い的なものは求められていない。

 

この流れから推測するに、必要のない部署はどんどん無くなるだろうし、必要のない人材が多くなる。そうすると定年も早くなるし、早期退職は当たり前。いくら大手企業に勤められたとしても未来が保証されるわけでない。

 

ロボットやITでできる範囲はどんどん広がっていくし、そういったものでは代替えがきかない仕事を生み出したり、身に付ける必要がある。でないとサラリーマンは生き残れないですよね。

 

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コロナで人と人との距離が生まれ、そこから見えた不要なものの膿出しで今後さらに加速するであろうIT化。

 

ネット、ロボットができることは人間の手作業は必要なくなるわけで。

 

そうすると人間がどんどん仕事をしなくなり、ロボットが仕事を行うようになる。

 

小学校時代によく見ていたドラえもん映画「ブリキの迷宮(ラビリンス)」をふと思い出す。

 

ドラえもんとのび太があるゲートを通じてロボットが支配する都市を冒険する話なのだが、この世界では人間はもはや奴隷扱いで、ロボットがロボットによるロボットのための世界を作ろうと策略していた。

 

ここで皮肉なのが、人間がより便利な世界を追い求めて開発したロボットによって奴隷化しているということ。

 

ロボットのおかげで移動手段が楽になり筋肉が衰え、考えることが減り脳は衰え、人間はどんどん不要な存在になっていく。

 

あの時この作品を観て「こんなことになるわけがない」という未来に、今どんどん進んでいっているように思えるのだ。

 

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そう考えると今自分たちが生きるこの時代はまさに「ロボット時代への節目」であって、大きな変化の波が訪れていることは間違いない。

 

子供のころ、22世紀にはドラえもんのような便利なロボットが開発されて「どこでもドア」や「タケコプター」など夢のような道具がある世界に心躍らせていた一方で、実はそんなロボット達に支配されて人間が奴隷になるような世界に向かっているのであれば、それは正しい方向性なのか。

 

働きすぎで疲弊した日本人が一度「働かなくてよい」この風潮に飲まれると、もう後には戻れないだろう。

 

あ~楽になってよかったという楽観的な気持ちと、このさきどうなるんだろうという焦燥感。

 

少なくともこの「なるたけ仕事をしない」流れを鵜呑みにして生活を続けるといつの間に自分がいたポディションにはロボットが居座ることになるだろう。

 

働けばよいというものではないけれど、流れに任せているだけでなく、今だからこそしっかり考えていかなければならない。

 

自分たちの力で歩き、考えて、何をしなければならないか。

 

そして後世に残す未来の形を。

 

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【地域を走ろう】国立市谷保、矢川周辺をローカルランニング!

 

【多摩ランニングコース】東京 国立「学問の神 菅原道真を祭る谷保天満宮から湧水豊かな城山南部地域」

 


【地域を走ろう】国立市谷保、矢川周辺をローカルランニング!

 

週末には台風が近づいてきていますね。大きな被害がなければよいのですが。。

しばらく続いた秋晴れが心地よくてつい外を走る時間が長くなっておりました。ほんと気持ちよい季節です。

 

そんな中、先日東京都国立市谷保矢川地域の紹介動画を撮影いたしました。

 

動画のテーマとしては【 地域を走ろう 】というもので、今後シリーズに出来たらと思っております。

 

街を走る「シティランニング」や山を走る「トレイルランニング」がありますが、我々が提唱するのは「ローカルランニング」というものです。

 

これは地域を知ったり、楽しんだりするために走ることを指します。

 

一つの地域の中に山や不整地があれば「トレイルランニング」も行いますし、「シティ」も「トレイル」も「ローカル」の範囲に含みます。

 

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なぜ「ローカルランニング」なのか。

 

LLLの活動理念の中に「自然と人とが純粋に結びつくきっかけを創出する」といったものがあります。

 

地球には街があり、自然があり、動物が住み、人間が住む。

 

それぞれの居場所がある中で、今まで人間の文明の発達のために多くの居場所が壊されてきました。

 

少し世界に目を向けると、アマゾンでは牧畜産業を行うため、自然がどんどん失われていて、今ではその広大なジャングルの面積70%が失われているそうです。それは人間が牛や豚などを食べるためです。

 

人間のうま味や利益のために、地球自体を傷つけ、結果自分たちの未来も傷つけていたりします。それは持続的とは言えません。

 

その事実を「知らない」からこそ、そもそも考える「きっかけ」すらない。

そして「興味も持たない」現実があります。同じ地球に住んでいるのに。

 

まず知って「興味をもつ」ことから始まる。

 

そしてそういった自然、人間、地域の持続性について「知る」きっかけを作る手段として「ランニング/ジョギング」に可能性を感じています。

 

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今回紹介する国立市谷保、矢川地域では「青柳崖線」と呼ばれるハケ下から湧水が流れ出し、周辺では稲作から農業がおこなわれています。

 

そこから湧き出る水はとても綺麗で、動画内でもその透明さを見ることができます。

 

「矢川緑地」という場所も通るのですが、ここから湧き出る水と、「ママ下湧水」が交わって府中用水に流れ交わるポイントを「矢川のおんだし」といいます。双方の湧水が流れて農業や稲作を支えているわけです。

 

このことを知るために歩いて回ると少し距離もあるのでなかなか大変だったりします。

 

そんな時「ランニング/ジョギング」という手段は、ある程度の距離も走っていけて、地域をマクロ的、ミクロ的にも知ることのでき有効です。

 

そうして地域を知ることで走るコースが増えて、走ることが楽しくなります。

そして自分が住まう地域のことを知れば知るほど、その地域を好きになります。

 

もし今回のコース上にある湧水や用水がマンション開発や道路開通によってなくなることがあれば、そのことの課題について考えます。それは地域、自然、人間にとって持続的なのか?

 

そのために自分はなにができるか。

 

それは人それぞれですし、色々な考え方もあるので一概には言えないですが、「知る」ことが「興味をもつ」→「行動をおこす」ことの「きっかけ」になると思うんです。

 

LLLにできることはその「きっかけ」を作ることです。

 

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ちょっと大きな話になってしまいましたが、その「興味をもつ」→「行動を起こす」きっかけづくりとして、「ローカルランニング」を提唱していきたい。

 

そしてそれが伝わるような動画を作っていければと思っています。

 

是非動画をご覧いただき、チャンネル登録、高評価いただけると活動の励みとなります↓


【地域を走ろう】国立市谷保、矢川周辺をローカルランニング!

 

【高梨の多摩雑感vol.26】多摩の「程よい」魅力

 

https://www.instagram.com/p/CFwW1CKBGwv/

 

早くも9月最終日となりましたね。

 

澄んだ空気の中にヒヤッとした風が時折吹くと、だいぶ秋に足を踏み入れたなと感じます。夏はなかなか気が進まなかった外でのジョギングも、今では毎朝のリラックスタイムに。

 

月末ということで高梨が9月にどれくらい走ったか計算してみたところ、約300kmでした。残暑残る季節、もう少し距離が減るかなと思いましたが、なんだかんだで300kmは超えていたよう。

 

体の調子は良いので無茶せず走れているのは昨年の貯蓄なのかな?と思いつつ、さらに涼しくなる10月はもうちょっと距離が伸びるかも。

 

あまり意識はせず、季節を楽しみながら引き続きローカルジョギングを楽しんでいきます。

 

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普段から多摩地区に身を置きながら活動をしているわけですが、ふと多摩の魅力について考えていました。

 

多摩といっても東京都23区以外はすべて多摩地域なので、東は住みたい街ランキング上位常連の吉祥寺から、西は東京で一番高い雲取山がある奥多摩郡まで大きく環境が異なります。

 

高梨は住まいが国立市なのですが、多摩には都心から「中央線」「京王線」「西武新宿線」「南武線」と北から南まで並行して東西に電車が通っているので、都心で仕事をする人の居住する地域として選択肢が多く、どこに住んでいてもある程度都心から自然が多い場所まで移動がしやすい環境にあります。

 

そんな条件下のもと、高梨がこんなご時世だからこそ良いな~と思った多摩の魅力は「安心感」です。

 

まず都心から程よい距離にあり、交通網が多いのは心強い。有事があった際でもライフラインは確保しやすいですし、情報も入りやすいかと。

 

あと自然災害面では、奥多摩郡方面は山が多いので土砂災害などもあるかと思いますが、昨今懸念されている富士山噴火からはある程度距離があるので、火山灰はあると思いますが直接大きな被害は少なそう。海からも距離があるので津波の心配もありません。多摩川、秋川などの氾濫はあるかもしれませんが、交通網もしっかりしているので避難しやすい環境かと思います。

 

それでいて遊びに行くときは中央道、中央線1-2時間ほどで奥多摩や山梨の大自然に行けちゃいますし(小仏トンネル前後の渋滞に関しては3車線化に期待)、海(鎌倉)へも1-2時間でいけます。

 

多摩は都心にも自然にも「程よい」距離にあるんです。

 

それが「安心感」にも繋がっています。

 

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多摩において「観光」という意味でいえば大々的なスポットが少ないかもしれませんが、「居住」という意味でいえばこの「安心感」はとても重要で、街や自然を行き来しながらも、安心感をもって走れる環境は、高梨が思う多摩の大きな魅力です。(若干シティーボーイなので整った街も好きです)

 

細かくみるともっともっと各多摩地域市町村の良さがあって、まだまだ知り尽くせてない場所も多く、あくまで34年間生きてきた所感レベルですが、現状の生活上、変化の多いこのご時世では、この「安心感」がとても魅力的に感じています。

 

いろいろと「程よい」んです。

 

高梨はコロナ禍を通じてこの「程よい多摩」に惚れ直しているのですが、地方移住が流行ると言われている5Gリモート時代にどこに住むかという面で、改めて現在居住している地域の良さや悪さを考える機会が多くなりそうですね。

 

どこでも住んで働ける時代。

だからこそ自分の住みたい街について考える良いきっかけになりそうです。

 

 

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そんな高梨が住む街の紹介動画もYoutubeへ上げてますので、こちらチャンネル登録、高評価いただけると嬉しいです!

 

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【高梨の多摩雑感vol.25】シンプルにいこう

 

https://www.instagram.com/p/CFk62Fsh4Eq/

 

だいぶ秋らしい涼しい気候になってきましたね。

今日は久々に袖有りのTシャツを着て朝ランしてきました。

家の近くのキンモクセイが良い感じに香ってくる好きな季節の到来です。

 

さて、今年も年末に近づいてきているのですが、現状趣味であるトレランレースの予定もなく、4月からは久々に走ることへのフォーカスを解除しております。速く走るってなんだろう。笑

 

たまたま勤めている会社が4月から吸収合併されたこともあって、仕事へのパーセンテージをかなり上げてる次第です。何事も最初が肝心。

 

この辺のパーセンテージ調整は結構得意としてるので、比較的スムーズにシフトチェンジでき、今はザ・シンプルな生活を送っております。(横文字多め)

 

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自分の場合、シンプルに生活をしないと何事も結果は出ないし、ストレスフルになります。

 

なぜなら結果を出したい物事に対し、どれだけ集中して時間を割けるかが重要だと思っているからです。そしてそれをいかに継続できるよう生活上に組み立てるか。

 

意識しないと世の中魅力的なことだらけなので、脇見だらけになっちゃいます。

 

そして脇見に時間を割けば割く程、目標を立てた自分と歪みが生じてストレスを感じます。

 

なので「シフトチェンジ」をするときにまず行うことは、1日の時間を一度分解して、物事にかける時間を細かく調整します。継続することも前提に組み立てるので、ちょっとずつ慣らしていくことも念頭にいれます。ウサギよりもカメ戦法です。

 

細かく組み立てれば組み立てるほど、「捨てるもの」が浮き上がってくるので、そこは潔く捨てていき、残ったもので時間軸を構成します。そうしてザ・シンプルな生活が完成していきます。

 

毎年トレーニングに関しては年初めに目標を数値化しているので、UTMFの中止発表があった時点で、自分にストレスがないように颯爽と大きく下方修正しました。

 

UTMFへの出場を決めた昨年10月からは、走ることに1日1時間30分ほど割いていましたが、今では40分程度。軽く汗をかいて、美味しくビールが飲めれば良しです。そして気持ちよく仕事や、プロジェクトに集中する。

 

最初はキレッキレな身体の拠り所を探すように悶々としていたわけですが、1ヶ月もすれば段々慣れてきます。どれくらいパフォーマンスが出ただろうと思い返すことはありますが。

 

しかし走らないことで身体の疲労度も軽減し、より仕事に集中でき、休日にはトレーニング目的ではない楽しいジョギングで多摩丘陵データを蓄積しつつ、リラックスした日々を過ごすことができています。

 

前のようなトレーニング強度に耐えれるキレッキレな身体に戻れるのだろうか。笑

 

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キレッキレに戻れるかはさておき、

 

これから年末までの残りの期間でやるべきことは決まっていて、日々積み上げていくのですが、デスクワークを中心とした生活なので走ることは大事な「息抜き」な位置づけ。

 

秋の多摩丘陵の見どころは百草園、高幡不動の紅葉だったり、七尾丘陵散策路から澄んだ空気ではっきり見える富士山だったり。

 

すぐ走っていける場所に季節を感じてリラックスできる場所があることは有難いですね。今からとても楽しみです。

 

東京もコロナの感染者数が減少してきて、Gotoキャンペーン対象になったりと人が外へ出ていくことが多くなりそうです。

 

それでもまだ密は避けたいという方は、比較的人混みも少ない多摩丘陵方面にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?秋の多摩丘陵は良きですよ~。

 

今日の写真はメンバーで活動した真夏の「よこやまの道」。今年の夏も終わったなぁと思わせてくれる1枚です。

 

秋の写真もお楽しみに。

 

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【高梨の多摩雑感vol.24】コロナによって見えた付加価値

 

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東京のコロナ禍も少しずつ終息方向にあるような雰囲気中、段々と各地イベントも息を吹き返してきているように感じますね。

 

この秋、冬を越えて世界的にも感染者数が減少し、ワクチンも開発され、だんだんと安心安全が増えて「楽しめる」土台ができ始めれば良いのですが。

 

すでに世界は「コロナ」によって大きな変化をしました。

 

「ソーシャルディスタンス」「マスク着用」「移動自粛」

 

アフターコロナ、ウィズコロナが新生活様式として定着するのか否か。

 

自分の見立ててでは世界的な終息宣言をもって、今の武漢のような雰囲気で開放される日が来るようにも思えます。(武漢のパーティー感は正直受け入れられませんが笑)

 

そうすると一気に経済活動、生産活動が増えて、コロナ景気が訪れるのか。

 

コロナ禍でもリスクを背負ってビジネスの成長を進める企業や団体も多くみられましたが、正直自分たちのことしか考えていないような行動に見えましたし、もう少し考えるべきではと個人的には感じていました。

 

稼ぐことを悪とは思いませんが、問答無用に進めることはあまり個人的には好みません。結果何もなくて良かったとしても、サスティナブル(持続性)という言葉で捉えるのであれば、そこは我慢しようよと思います。

 

経済活動、生産活動が進めばまた環境問題も加速する可能性もある。

 

人が移動すれば、二酸化炭素の排出量が増えるわけで。

 

ほどよく生産し、ほどよく経済活動をし、ほどよく自然と触れる。

人間文明の不調和は、自然にとっては調和のようにも思えます。

 

コロナ禍で誕生した「ソーシャルディスタンス」がある程度定着して、控えめな人の営みのまま、社会の成長が緩やかにもしくは横ばいにな世の中でもいいじゃないかと思う今日この頃です。(出だしが長すぎた!)

 

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人の移動距離でもなく、お金の出し入れでもなく、そこにあり続ける地域や自然、歴史はコロナの状況でも変わらない。

 

大きい「不安定」があったから、「安定」の価値が上がってきている。

 

そしてその「安定」を守ってきたのは地域の人たちの保全活動であったり、啓蒙活動であったりします。

 

だからこそ「楽しい」や「稼げる」だけで判断して、安易に「不安定」をもっていくことを平気で出来てしまうことは、その地域活動を尊重できない、信用を失う行為だと思うのです。

 

今だからできること。

変化が必要なことがあります。

 

そしてその変化は悪いことだけではありません。膿を出すのも変化の時。

 

この変化を自分のために捉えるのか、それとも他のために捉えるのか。

 

余裕がなければ考えることも難しいことですが、ここは真剣に考えて動くべきでしょう。

 

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多摩丘陵での地元活動は着々と進んでいて、今は「呼び込む」という活動はできないので、自分たちが「より知る」という研究的な深堀作業をしています。

 

これが何とも楽しくて!

 

植生、歴史、看板、人の想い

 

いろんなものを全力で感じながらのローカルランニングは噛めば噛むほど味わい深いものです。走っている人同士のコミュニティではなくても、地域と繋がることで自分のコミュニティは確実に拡大します。

 

地域の魅力を自分の脚で回って、体で感じて、脳で理解していくことでどんどん好きになる。

 

変化が多い時代、変わらないまま残ってくれているものの有難みを感じつつ、探求の日々は続いていきます。

 

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【多摩ランニングコース】片倉城址公園~七国峠の夏

 

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9月に入り、ようやく朝晩は猛暑も少し和らぎましたね。

 

これから走りやすい季節の到来、紅葉も含めて様々な楽しみがある秋!多摩丘陵の秋も綺麗なので、その様子も配信していきます。

 

さて8月猛暑の中、着々と進めていた多摩ランニングコースの開拓。

 

多摩丘陵には多くの城址跡が存在するのですが、その内の一つである「片倉城址公園」をスタート地点としたコースを開拓しました。

 

今回このコースの感想を少し。

 

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片倉城址公園はJR片倉駅から徒歩5分、京王片倉駅から徒歩6分にある東京都指定文化財、室町時代に建設された片倉城跡にある公園です。

 

古民家や水車が見られ、著名な彫刻家の彫刻が所々に設置されていてます。公園を登っていくと城址跡として本丸(主郭、東郭)、二の丸(西郭)と芝生広場があります。ここではピクニックをする親子連れなども多くいて、和やかな雰囲気です。

 

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植生はカタクリ、サクラ、ヤマブキソウなどが見られ、桜シーズンではお花見スポットして賑わいます。

 

走る面では園内の標高差があるのでキュッと心肺が上がってよいトレーニングにも。片倉城址公園の西側より八王子みなみ野を南下して、そのまま七国峠へと向かいました。

 

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七国峠は八王子、町田の境を走る鎌倉古道の峠です。

 

鎌倉時代の武士たちが、群馬、埼玉から鎌倉幕府へ向かう際の脇道として使用されたとされています。

 

こちらの峠内の道はほぼトレイルで、こちらに向かう途中の八王子みなみの駅周辺の様子から一変し、自然の中へ。

 

峠内には複数コースがあり、八王子方面、町田方面に抜けることができるようです。今回は町田方面へ向かって走っているとそこにはまさかの看板が!

 

嬉しいご褒美もあり、そこから折り返してスタートの片倉城址公園へ戻りました。

 

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こちらのコースの詳細や、ご褒美の正体は現在進めている、10月公開予定のプロジェクトで公開していく予定です。

 

ご覧いただいた皆様へも早くこちらのコースを紹介したいので、9月も着々と準備を進めつつ、引き続きブログでも情報を発信していきます。

 

ぜひお楽しみに!

 

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【高梨の多摩雑感vol.23】真夏の小山田緑地は生物の楽園

 

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お盆休みも終わり、ゴリゴリ仕事も始まっている今日この頃。

 

世界はどうなってしまっているんだというぐらいの暑さに見舞われていますが、皆さんお元気でしょうか?

 

私は夏休み期間を使って、猛暑の中、多摩丘陵を奔走しておりました。一回20㎞ほど走ったのですが、外を走るのは真夏が過ぎたぐらいがちょうど良さそう。暑いのも夏っぽくて好きですが!(夏生まれの夏男です)

 

実は現在開発している案件のためのデータ収集をしておりまして、メンバーにも協力いただいて写真撮ったり、動画撮ったり、GPSデータを撮ったりしてきました。

 

発表できるタイミングが来たらお知らせいたしますので、お楽しみに!

 

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さて、そんな多摩丘陵満喫生活をしていたので今回は多摩丘陵のことについて書いてみようかと思います。(そもそも多摩雑感なのにほぼ多摩ネタがなかったことお詫び申し上げます)

 

夏休みに入って最初に行ったのが「小山田緑地」です。

 

4つの分園から成り立つ大きな都立公園で、トンボ池、アザサ池などもあり多くの生物をみることができます。

 

ここではメンバーの力君に協力いただき撮影を行いました。

 

多摩センターの極楽湯からよこやまの道を経由して小山田緑地へ入るのですが、生き物博士の力君がトンボ、カエル、ヤモリなど様々な生き物を発見したり、教えてくれたりしていつも走っているコースですが、違う魅力を感じることができました。

 

焦点を変えるだけで全然違う世界が見える。

 

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小山田緑地の面白いところは、4つの園でそれぞれに長所が異なるところ。

 

【山中分園】は小山田緑地入口のすぐ右側にあり、ちょっとした谷になっているのですが、緑や木々に囲まれて、自然との一体感を感じることができます。一番下まで降りて、上を見上げると木漏れ日が入ってきてとても綺麗です。

 

【大久保分園】ではトンボ池でシオカラトンボ、ギンヤンマなど多くのトンボを観察することができます。トンボ池前の緑地には桜も咲くので、春に花見客でにぎわうスポット。

 

【梅木窪分園】では水車などもあり、古き良き田園風景が見られ、アサザ池では5-9月を目安に綺麗な黄色の花を咲かせています。

 

【本園】は一番広いメインの緑地で、「関東冨士見百景」に選ばれている見晴らし広場から、風情ある上池、下池がある「小山田の谷」まで豊富です。小山田の谷は紅葉の時期が紅葉色に染まり綺麗なのでおすすめです。

 

いずれの園も春夏秋冬に様々な姿を見せてくれるので、オールシーズンで楽しめる公園です。

 

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コロナ禍でなかなか県外に行けないけど、密な状況を避けて自然でサクッと遊ぶ手段として、多摩丘陵はぴったし。

 

山ほどリスクもなく、街も近く利便性も高いので遊びにきてみてはいかがでしょうか?

 

なんて地域紹介雑誌っぽい記事ですね。笑

 

自分は県外以外にも身近なところでの選択肢が多いので、疎外された東京でも意外に楽しんでおります。

 

車や人の移動が減ったおかげで、大気が綺麗になっているという情報もあり、コロナは人間にとってはウィルスですが、地球にとってはワクチンなのかもと改めて「風の谷のナウシカ」の世界観を思い出しちゃいますね。

 

程よく移動して、程よく自粛して。

そのためにもっと地域の魅力を知って、車移動以外の選択肢を増やす。

 

そんな感じでバランスの取れた生活スタイルが、人間にとっても地球にとってもwin-winのように思えてなりません。

 

引き続き地元多摩丘陵を遊び尽くして、知り尽くして、皆さんにもわかりやすく共有できるように今年は頑張っていこうと思います!

 

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【高梨の多摩雑感vol.22】金ピカ

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長い梅雨、明けましておめでとうございます!

 

朝起きた時にいつもよりカーテンから溢れる光が多くて、隙間から見えた青空に8月生まれの夏男は一気にテンションが上がりました。

 

早速運動着に着替えて、今日は聖蹟桜ヶ丘からよこやまの道、小野路、小山田緑地、多摩センターと25km程走ってきたのですが、久々の日射にやられてフラフラ。皆さんも脱水、ハンガーノック、日射病にはどうかお気をつけください。

 

でも晴れの中を走るのはやはり気持ちが良いですね。

丘陵沿いから見える景色が最高でした。

 

これから夏本番、台風が一気にくるなんて予想もありますが合間を見て、コロナも鑑みつつ、楽しんでいきましょう。

 

(今回から一番上に写真を持ってくるようにしてみたよ)

 

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コロナくんの影響で現在世界は多くの変化が起きている。

1年前こんな状況であることを誰が予想していただろうか。

 

海外は勿論、日本内、県外移動も自粛。

 

何事も「楽しむ」ということにおいては安全安心の上に成り立つものであって、マスク人だらけの中を観光したり、映画観たりしてもどこか思いっきり楽しむことはできなくて。

 

そんな悪戯っ子なコロナくんとはワクチンちゃんが完成して対処ができるようになるまで今後も一緒に遊んでいかないといけないわけで。ワクチンちゃんができてもNEWコロナくんが転校してくるかもしれないわけで。

 

ということはこの先もコロナくんとは同じ教室の中でうまくやっていかなきゃいけない。

 

そんな悪戯っ子といかにうまく付き合っていくか。

そういったことが求められてきます。(無視はよくないよね)

 

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この先変化が多い中で、求められるもの、価値が上がっていくものがあります。

 

それは「変わりにくいモノ」です。

 

この変化が多い時代、少なくとも人が関わる多くのコトやモノが淘汰されるでしょう。

 

また時代の変化に応じて「変わっていくモノ」に関しては、その速い流れの中で付いていくことができずに嫌気がさすことも少なくないでしょう。

 

人は失う機会が増えると今あるものを大事にするようになる。

どんな時代の変化があっても変わらずあり続けるものを大切にする。

 

居場所も、物も、事も、人も。

 

無くしたくないのであれば、無くさないために大事にしたり、工夫しなければならないんです。でも自分の力だけではどうすることもできないこともあるんです。

 

だからこそ時代の変化に負けない不変的なもの。

「変わりにくいモノ」の価値が上がるんです。

 

例えば、今「金」の価値が上がってますね。

 

「お札」あくまで日本の政府が発行しているモノであって、経済状況や国の状況、つまり人間の文明次第で大きく価値が動きます。日本紙幣の価値が無くなったらただの紙切れ。それは他の国も同様です。

 

でも金はどこの国に行っても同様に価値があるモノとして扱われるので、「変わらず価値を持ち続けるモノ」として持つ人が増えていますね。

 

金は地球で存在する総量が17トンと言われていて、希少価値もあるんです。

しかも持っていたら綺麗ですし、見ても楽しめます。

アートなどもその部類ではないでしょうか。

(人に物を買わせるのは結構得意なタイプです)

 

「変わってしまうモノ」と考えると、例えば「アーティストのライブ」。

 

好きだった人は今とてつもないストレスを抱えているのではないでしょうか。

 

アーティストは居続けるし、オンラインでの無観客ライブもできるのだけど、ドームなどを貸し切って行うようなライブが好きな人は直接好きなアーティスト、また同じようにそのアーティストを好きな人たちといれるあの空間が好きでいってるんですよね。

 

ということはアーティストは変わらずい続けても大人数で行うライブという形は現状無くなっているし、すでに「変わってしまったモノ」です。この先も難しいんじゃないでしょうか。

 

代替えがきかない唯一無二な空間。

思い出回顧ばかりしていると気持ちも滅入ってしまうわけで。

その時間があるなら自分が好きになれる「変わりにくいモノ」を探していく風潮が生まれます。

 

とんでもない浮気をされた人が次の相手選びに変わらず自分を好きでいてくれる人を選ぶ、アレです。

 

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今日多摩丘陵を走りながらずっと考えていました。

(変わらず好きでいてくれる人のことじゃないよ)

 

人が作り出したモノやコト。

また人間そのものは、人間の文明次第で変わってしまう。

 

でもどんなコロナな状況であれど、この自然や土地はあり続ける。

走って会いにいくことができる「変わりにくいモノ」だと。

 

未発症なだけでコロナを持っている人がたくさんの状況下では、地域間の移動はとても難しいですよね。

 

本人または団体だけが楽しむだけに出向くのは、もしかしたらその地域に住う大事な人の命を奪う行為にも繋がるからです。リスクが高い今は特に控えるべき。我慢しましょう。

 

今は自分たちが住う地域を深掘りして楽しんでいこうじゃないですか。

自分たちの周りにある「変わりにくいモノ」に目を向けてみてください。

 

1年前より輝いて見えるモノが沢山あるはず。

 

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【高梨の多摩雑感vol.21】それって必要?

 

先日三浦春馬さんの訃報がありましたね。

 

恋空、ごくせんなど自分が大学生ぐらいまでで良く観た作品に出演されていて、昨今でも活躍されているのを目にしていたので、早すぎる死にとても悲しい気持ちになりました。ご冥福をお祈りいたします。

 

ご本人のことなので原因の憶測などは出来ないですが、最近SNS上での誹謗中傷が大きく騒がれていますね。

 

あまり自分自身Twitterは使用していないので、SNS上で直接被害にあったことはありません(気付いていないだけかもしれませんw)が、そのようなツイートがタイムラインに流れてくるのは目にします。

 

他人を批判したり、評価したり。

 

好き勝手に発言して、しかもそれが本人に届いてしまうというとても怖い世界ですね。

 

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言葉は「刃物」であると名探偵コナンも言っていましたが、本当にその一言で人生を終えてしまうことだってある。

 

もし自分が学校や職場で直接言われたらどんな気持ちになるか。

 

アンチコメントを残す人はそれを考えているのでしょうか。

 

そもそもコメントを残してよいほど、そのことや人について知っているのでしょうか。

 

もし報道やSNSの発信の一部だけを切り取って、それに対してコメントをしていたら。

 

もし2チャンネルやTwitter他、SNSが助長しているのであれば、運営会社はそこに責任を感じなければらないでしょう。

 

SNSでは非対面で人と簡単に繋がれて、言いたいことを言える自由がある反面、簡単に人を傷つけ、死に追いやってしまうことだってある。

 

わざわざ言わなくたっていいことなんて、心に留めておけばいい。

 

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日本では若い世代の自殺者が世界一多いと言われています。なぜそのようになってしまったのでしょうか。

 

若者同士の間での端的な理由だけではないと思います。

 

今の社会を作り上げた大人たちにもその責任は大きくあるでしょう。

 

現実世界で息苦しい、認めてもらえない、自分は何者なんだと自己嫌悪に陥り、いざ現実逃避でネットを開くと誹謗中傷、テレビを見ると暗いニュースばかり。

 

小、中、高、大と義務教育を終えて、社会に出て行く若者たちが自分の将来に夢をみることがとても難しい時代ではないでしょうか。

 

頑張って当たり前。やらなきゃいけない。俺らはこれだけやってきたんだ。という上下関係の上に成り立つ、そんな社会に入りたいと思いますか?

 

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自分もサラリーマンをしてきて、そのような場面も体験しました。

 

社会では弱者は救われません。むしろ都合よく扱われて、最終的には責任を取らせれることも多かった。

 

その中でも時折本当に自分のことを考えてくれる上司や先輩に出会うことができ、踏ん張れたことも多々ありまして。33歳まで続けて来れたのは一概にそういった方との出会いと、自分自身の負けん気のおかげです。根畜生根性。

 

でも強くいれる人なんてそんな多くないはずです。

 

ある時心がポキっと折れてそのまま戻って来れなくなる人も見てきました。

 

そういったときに手を差し伸べることができるのか。

 

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前回のコロナに続き、また暗い話になってしまいました。。

 

誹謗中傷と噂をすることも誹謗中傷になりかねないので気をつけないといけないですね。

 

三浦春馬さんは世代的に本当に良く観させていただいてましたし、素敵な笑顔が特徴的で脳裏に焼き付いています。本当にショックでした。

 

原因はわからないですし、深読みもするつもりはありません。

 

ただ若者が自ら命を落としてしまうこの流れは深読みし、解決していかなければならないのかなと思います。

 

自分にできることは何か。

もっと考えていこう。

 

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【高梨の多摩雑感vol.20】東京286人感染という罠

 

皆様、木曜日いかがお過ごしでしょうか!

本日は東京コロナ感染者数が286人でしたね。。

 

最高最多記録更新ということで、私見かつ月並みにはなりますが、本日はコロナの話を久々に。

 

PCR検査数が増えているので、感染者数も増えるのは当たり前だと思いますが、全国民に検査を行わないともはやこの数字は意味のあるものとは思えず、報道は国民を脅しているようにしか思えなくなってきます。こわやこわや

 

実際「無症状の陽性者」が多くいるにも関わらず、未だ検査数が少ない中、一部偏ったデータしか取れていないわけで。それを報道に流して煽りすぎるのはいかがなものかと。それによっての風評被害の方が怖や。

 

検査する→陽性判断→入院すると言った場合に、その受け皿である医療機関の崩壊が懸念されているわけですから、検査もこれを踏まえて行っていると思うので、当然クラスターが目に見えて発生しているところを優先としているでしょう。 

 

確かに夜の街での感染者は実際に多いのかもしれません。

 

しかし直近の調査では経路不明の患者が46%になっているようです。ほぼ完成経路が不明であることから見れば、集中砲火のようなことは良くないですよね。お店を開けさせなければ果たして感染は止まるのでしょうか。

 

すでに「無症状の陽性者」はそこら中にいるのでは??わさわさ

 

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そう考えると、もはやクラスターを特定してしらみ潰しに対処することは不可能で、次段階の対処としては拡散する可能性のある交通機関に目を向けるべきなのではと。

 

以前の記事でもまた元のサラリーマン生活に戻ると言ってはいましたが、東京では無事に満員電車も復活し、毎朝超密な空間の中出勤をしています。もー。

 

マスクをしていても、くしゃみをしようものならとんでもなく冷たい視線がバチバチ飛んできます。

 

当然ながら夜のお仕事の人でも、誰でも電車は普通に使っているし、その空間の中には確実に感染者はいるでしょう。本当に拡散を防ぐ意味なら、この「コロナ配送箱」をもっと対策すべきではないでしょうか。(空気感染するという情報もあるわけですし)

 

目的地での感染報道はあれど、それを運ぶ機関のことはあまり触れられない。電車は東京の経済活動において最重要な機関のひとつですからね。

 

おそらく南半球の死者状況を踏まえると、秋冬には更なる第二波が訪れることは予測されていることであり、緊急事態宣言が再度出されるとなると、また経済を止めなければならないと考えて今のうちに経済を回しておく必要があるような動きに見えてなりません。

 

このままいくと観光業界は多くの倒産が見込まれてしまう。

 

そのための苦肉の策でGo Toキャンペーンたるものをこんな時期に打つわけなのかな?(投稿後の発表でキャンペーンの運用は見直しになった模様、東京除外になったようですね)

 

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政府は経済優先。

 

もはや自主的に自粛を行っていかなければならないというわけです。

 

実は今、LLLでも今後のイベントについてどうしていくべきかと話してます。

 

大体毎年4−5回ほどのイベントを行っているのですが、今年はどうしましょうかと。

 

やるべきか、やらないべきか。

やるならどうやるべきか。

 

我々のイベントは大体20−30人規模で多摩丘陵を走るものが多いです。

 

皆で自然や景色を共有しながら走ったり、途中エイドで山飯を食べたり、ワイワイしながら行うものです。主催者側も楽しませてもらっています。皆で走ると楽しいんです。

 

ただ複数人で走るグループランにおいては、当然ながら感染の可能性も増えます。ワイワイするのに、マスクしたり、会話をなるたけしなかったり。ラジバンダリ(古っ)

 

それだと参加いただく皆様にも違和感が生まれるかもしれない。

 

さらに地域に来てもらうという視点からすれば、他県への移動は自粛時期である以上あまりするべきではないでしょう。そう考えると自分たちの住う地域で楽しもうという趣旨の方がしっくりくる。

 

そうもろもろ考えると「WITHコロナ」を踏まえて新たなイベントを創出していく必要があると思っていて、今年の3-4月から色々と議論はしてきています。

 

近いうちに何かしらの答えを出す予定でいますが、今ひとつ確実に言えることは、今までの「居場所」を捨てるつもりはないということです。

 

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さてこんなそんなで、少し暗い話の記事にはなってしまったのですが、自分としてはポジティブに捉えています。

 

この変化の波をいかに舵きりして行くか。

 

しっかり先を見据えながら、海図を作って、次の島へ向かっていきます。

 

(最後ワンピースみたいになっちゃった)

 

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【高梨の多摩雑感vol.19】腐る

 

梅雨真っ盛りな今日この頃、第二波かと言われるコロナの影響もあって他県への移動も自粛モードですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 

自分は引き続き大きな変化もなく、淡々と日々過ごしております。

 

しいて言えば、前までトレランレースのために鍛えたりもしていたのですが、今はレースも少ないためそこの比重はかなり落としてます。今後走ることに関してはタイムや順位を競うようなことよりも、地域を知ることや楽しむためのツールとしてより深めていこうと考えています!

 

先日取り止めもなく、SNSのタイムラインを眺めていると、スタジオジブリの過去作品が映画館で放映されるとの情報に目が止まりました。

 

自分はスタジオジブリの作品が好きで「もののけ姫」から映画館で観ているのですが、自分が映画を観るようになったのは小学6年生からぐらいなので、放映がそれ以前の作品は映画館で観ることができなかった。

 

改めて大画面大音量で観れるなんて!

ということで早速映画館で観てきました。

 

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高度産業文明を終焉させた「火の七日間」という戦争から1000年が経った世界の大地は汚染され、「腐海」と呼ばれる森が広がっていた。そこでは「瘴気」と呼ばれる猛毒なガスを発生させていて、人間は「腐海」と「瘴気」に怯えながら日々暮らしていた。

 

大まかな時代背景、設定はこんな感じです。

 

風の谷のナウシカの中で重要なのが、流砂に埋もれ「腐海」の深層部にナウシカとアスベルが辿り着くシーン。マスクをしていないのに生きていることに気づき、深層部の空気が清浄であることが判明します。

 

人間が恐れ、毒だと認識していたその森の深層部では、1000年前の戦争で汚れた大地を浄化していたのである。この事実を知ったとき、ナウシカは涙を流します。僕も涙を流します。

 

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「腐海」は実は腐っているのではなく、めちゃめちゃ綺麗な海(森)だったんですね。

 

つまり人間にとって都合の良い言葉を使って腐らせていただけ。

 

そもそも「腐る」って悪い言葉なのか?という疑問が浮かびます。

 

日頃生きている中では主に人間が口に入れるものの対象として使われることも多い言葉ですよね。

 

食べ物が腐るとカビが生えて菌が発生します。

でもその菌が地球にとって害なのかと考えたらそうではないはずです。

 

人間が勝手に「腐」らせているだけです。もしかしたら腐ることによって、地球を守っているとも考えられます。

 

我々人間の文明がどれだけ身勝手なものなのか。

 

人間が生きていきやすくするために都合よくこの地球を使ってきたのか。

 

そんでもって持続可能な世界にしなきゃいけないというけど、それって人間の文明の持続なの?地球の持続なの?って甚だ疑問に思うことも多々あります。

 

そりゃ、王蟲も怒るわけです。

真っ赤っかですよ。

 

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「風の谷のナウシカ」自体が人間排他的な作品なので、観た後の感想としたら、どうしても偏った気持ちになりがちですね。

 

でも宮崎駿さんがこの作品を作った意図とすれば、いつの時代も人間の身勝手で振り回されている立ち位置として自然を描き、しかもその自然は人間の罪を身代わりに償っているんだよというようなメッセージを感じました。

 

不謹慎かもしれませんが、もし「コロナ」が人間から自然を守る「瘴気」だったら。

 

人間が作り出した文明発展への警笛だったのなら。

 

その意味もメッセージを僕たちは履き違えてはいけない。

 

改めてこの時期にこの映画を映画館で観ることができて本当に良かった。

 

TOHOシネマでは1,100円で観れるようなのでこの機会にいかがでしょうか?

 

次は「もののけ姫」かなぁ。

 

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【高梨の多摩雑感vol.18】あの日無人島が教えてくれた⑤Finale

 

今回の記事は、下記記事からの続きとなりますので、ご興味があれば①-②-③-④を見てからご覧いただけると嬉しいです!

 

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ついに本島へ帰る日がきた。

 

最後の朝ごはんも砂利入りのパスタだったが、もう食べることはないと思うとそんなパスタでも少し口惜しいものだ。

 

朝食をすまし迎えの船が来るまでの間、住処の後片付けをしつつ、皆思い思いに時間を過ごした。

 

am10:00、遠くから漁船が近づいてくるのが見える。

 

まるで天国からの使いがきたかのような気持ちでお迎えした。

 

船に乗り込み、荷物を積んで少しずつ船は動き出す。

 

船頭さんからも「よくやったなぁ」と一言ももらいながら、少しずつ小さくなっていく釜島を眺めていた。

 

「もう二度と来ることはないんだろうな」

 

辛かったこともたくさんあったけど、今は達成感でいっぱいだ。

 

ありがとう、釜島。

 

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船は順調に若者たちを本島へ届けてくれた。

 

船頭さんにも別れを告げて、コンクリートを踏みしめた。

 

「帰ってきたんだ」

 

そしてすぐ目の先に自動自販機が見える。

真っ先に皆でジュースを買った。

 

「冷たい飲み物が出てくる!!」

 

いつもならなんてことないことが、こんなにも感動するなんて。間違いなく人生で1番美味しいコーラだった。

 

そして美味しいコーラの香りと共に気づいたこと。

 

「お前臭くない?」

「いやお前だろ」

「いやいやいや」

 

全員臭かった。

それに髪の毛はボサボサ。

背中には50㍑前後のザック。

 

無人島では気づかなかったが、本島では皆不審者でしかなかった。

 

「そうだ、まずはお風呂に入ろう」

 

ということで、銭湯を探すことにした。

 

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無人島から帰ってきた勇敢な若者(別名:臭い一味)は携帯で見つけた銭湯へ向かった。駅前から大体30分ぐらい歩いたところだろうか。

 

トボトボと歩いていると古き良きかな銭湯を発見。

 

「久々のお風呂だ!!」

 

番台さんへお金を払い、颯爽に来ている服を脱ぎシャワーを浴びた。

 

「痛っ!!」

 

日焼けしすぎた身体はお湯を完全に拒否。

とてつもない痛みがシャワーと共に降りかかった。

 

ゆっくりとお湯に浸かりたかったところだが無理だ。

 

サクッと体を洗いすぐに出たが、それでも7日振りのお風呂は最高だった。

 

お腹も空いたので駅前に戻り、夕ご飯は地元の居酒屋に入ることにした。

 

砂利入りのご飯、パスタとカロリーメイトで過ごした7日間。久々にちゃんとしたご飯を食べることができる。

 

店に入ると

 

「すごい荷物だなっっ何をしてきたんだ」

 

 と店主から声をかけられた。

 

「無人島で1週間生活してきたんです」

 

と答えるととても驚いた様子で、とにかく食べてけと優しく迎えてくれた。

 

温かい料理がテーブルの上に並ぶとあっという間にご飯を平らげた。

 

店主が他のお客さんに

「こいつら無人島で暮らしてきたんだってよ」

と話しかけるや否や、日本酒の一合瓶があれよあれよと3-4本テーブルに集まった。

 

「お前らよくやった!とにかく飲め!!」

 

人生最高最恐の宴の始まりだった。

 

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正直そこからの記憶というのは曖昧な部分もあるのだが、兎角悲惨であったことは覚えている。

 

いただいた日本酒一升瓶をラッパ飲みしながらひたすら回して飲み続け、肩を組みながら無人島で起きたあれやこれやを大いに語った。

 

「本当俺らよくやった!!」

 

達成感とそれぞれの労いをつまみにひたすら飲み続けた。

 

気づくと店の閉店時間を迎えていた。

一緒に盛り上がった地元の客も帰り、店には僕たちだけだ。

 

しかし5人のうち3人は全く機能せず、店の外にも出れない。

 

いかん、飲みすぎた。

 

これ以上迷惑をかけるわけにもいかないので、ギリギリ動けた僕ともう一人でなんとか外へ連れ出した。

 

そこであることに気づく。

 

「財布がない。。」

 

どうやら銭湯から帰ってくるときに落としたらしい。

 

急いで銭湯まで走り、銭湯の番台さんに聞いたが財布は見つからない。

 

今日は駅前に野宿し、明日電車で帰る予定だったからお金がないのはまずい。

藁にもすがる思いで駅前の交番にいくと、なんと財布が届いていた!

 

あぁ、神様、地元の皆様!!

 

急いで店の前に戻るとそこは、ここには書けないようなカオスな状況。

 

無人島から生還した勇者たちは一瞬にして、ゾンビへと変貌を遂げたのだった。

 

見かねた店主がトラックを出してくれてゾンビ達を荷台に乗せ、駅前まで運んでくれた。店の中、外、駅前まで本当に良くしていただいて感謝しかない。

 

そうして駅前で一晩を過ごしたゾンビ達(別名:無人島から帰還した勇敢な若者達)は青春18切符を握りしめ、猛烈な二日酔いと共に東の地へと帰っていったのだった。

 

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こうして5人の無人島の旅は若気の至りと共に終わったわけです。

 

この内3人はLocal Link.Leadの立ち上げメンバーとして今も一緒に活動しています。

 

もしかしたらこの時の経験がなければ今こうして活動していなかったかもしれない。

 

不確定要素が多い状況、すなわちリスクが伴う状況でもとにかくやってみること。

 

リスクを最大限に減らすための前準備をしっかりすること。

 

チームで何かを成し遂げる面白さ。

 

こんなことを無人島生活からは学びました。

 

マラソン大会を運営したり、イベントを開催するときでも常に意識している事です。

 

この無人島生活での経験を糧として、これからも皆で活動していきます。

 

あとハメを外しすぎないこと。

あっでもたまにはゾンビもいいよね。

 

無人島編、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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【高梨の多摩雑感vol.17】あの日無人島が教えてくれた④

 

今回の記事は、下記記事からの続きとなりますので、ご興味があれば①-②-③を見てからご覧いただけると嬉しいです!

 

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無人島生活も4日目の朝を迎えた。

 

無事に水も補給でき、昨日一昨日とは明らかに違った気持ちで朝を迎えている。

 

思えばここ数日水のことばかり考えていたかもしれない。

 

心配からは前向きな行動は生まれないわけで。

無人島での生活も堪能できていなかった気がする。

 

よく考えたら僕たちの行動範囲は半径300m以内。

 

これではただ生き延びただけで、自分たちが考えていたサバイバル生活とは程遠い。

 

改めてこの無人島を知ろうということで、この日は島を行けるところまで回ってみようということになった。

 

と言っても釜島は海岸線長が3.2kmと小さい島なので、無理のない範囲で余裕をもって行けるはずだ。

 

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「この島の一番高いところを目指す」「対岸へ出る」という目標を立てて森の中に入っていった。

 

道という道はなく、藪を掻き分け獣道を進んでいく。

 

どんな虫がいて、どんな獣がいるんだろう。

 

ワクワクよりも不安が大きい、そんな気持ちだ。

 

小2時間ぐらい進んだところ、自分達の住処の対岸側へ抜けることができた。この島はどうやら標高が高くて見晴らしの良いポイントはないようだ。

 

対岸では四国側を望むことができたが、景色は住処から見えるそれとさして変わらない。特段大きな感動があるわけでもなく折り返して、森の中へ戻った。

 

皆お腹も空いてきていたが、特段食べるものはもってきていない。正確にはもっていけるような食糧はなかった。

 

いつもの自分の体力は知っている。

 

このぐらいの運動時間であれば疲れないはずだ。

 

でもなぜかとてつもない疲労感が身体を襲っていた。

 

皆も同様のようでだんだん口数が減っていく。

 

よく考えたら1日での摂取カロリーは大体1000kcal程だろうか。

 

知らず知らずの内に疲れやすい身体になっていたのかもしれない。

 

そんな中、森で少し遠目に大きな池を発見した。池には見た事のない白く大きな鳥がいるのが見える。

 

ここで無人島生活初めて、皆の意見が割れることとなる。

 

池までいって確かめようというグループと、住処に戻ろうというグループで言い争いになったのだ。

 

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「お前らがいかないなら俺らだけいく」

 

「それじゃあ何かあったときに大変なことになる」

 

と堂々巡り。

 

自分はどちらでも良いと思っていたところもあり、仲介していた。

 

ここでは全員で行動するのがマストであり、リスクを考え、池の探索は諦めることになった。

 

少々不穏な雰囲気の中、とぼとぼと来た道を歩く。空腹や疲れも合間って皆苛立っていたのかもしれない。

 

このまま少し引きずるかなと思っていたが、そこはここまで一緒に過ごしてきたもの同士、割り切ってすぐ元の状態に戻った。心では色々と思うことはあったと思うけど、共通目標で繋がっている仲間は強い。

 

無事住処に戻るともう夕刻だった。

 

島探索で分かったことは、この島には食料もなければ水もない。

 

良い景色があるわけでもなく、ただただ海に囲まれた無人島であること。

 

もしこの島に漂流して生活すると考えたら、数日も生き延びることはできないだろうと思ったし、自分達のサバイバルスキルの無さも痛感した。

 

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5日目になると、皆の雰囲気は目標達成に近づき少しテンションが上がっていた。

 

あと2日、もうあと2日。

 

昨日の島探索のことを考えるとあまり無理をせずに淡々と必要なことだけをして生活するのが良策と考えて、ただただ漁と釣りに精を出した。

 

最初は素潜りの経験のある自分ともう1人しか魚を突くことができなかったのだが、皆5日もやっていると順応してサクッと魚を獲ってこれるようになっている。さらに潮の満ち引きの時間も把握していて海に流されない日中の決まった時間だけ漁をしていた。

 

少し効率的になった分、空いた時間を使って何か遊ぼうとしていたときに、メンバーの1人がもって来ていたゴムボールの存在を思い出し、皆で海の中でバレーボールをした。ボールを着水させたやつが罰ゲームというルールだ。

 

これがとてつもなく盛り上がった。

 

あと2日で終わるということも合間って変なテンションだったのか、罰ゲームは「次の敗者が出るまで岩の上で全裸ダビデ像のモノマネ」だった。めっちゃ笑った。

 

楽しむ余裕が出て来たのは良いことなのだが、明らかに無駄なカロリーを消費してしまったことは間違いない。そして日焼けもすごいことになっていた。

 

背中から腕はジンジンするし、寝っ転がるのも大変なのだが、あまりに長い時間このゲームをやりすぎた疲れか、夜は一瞬で寝てしまった。

 

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最終日前日となった6日目。

明日の朝には漁船が迎えに来る。

 

今日はそれぞれこの島への思い残しがないように時間を過ごす。後片付けも始めた。

 

食料も水も見立てがついた分、全てこの日で綺麗に消費する。

 

改めて振り返ると時には海に流され、水はなくなり、毎日悪魔のように照りつける日射との戦いの日々は本当に大変だった。楽しかったという感覚はまだなく、兎に角達成し、無事に本島へ戻り、お風呂に入って、冷たい飲み物を飲んで、美味しいご飯が食べたいと先にある欲求が先行していた。

 

日が暮れて、無人島最後の夜を迎えた。

 

満天な星空のもと、皆でいろいろと共有した。

 

大変だったこと。本島でしたいこと。

 

何より皆で最後の夜を迎えられたことへの達成感。

 

嬉しい気持ちと寂しい気持ちが入り混ざって少し泣きそうになった。

 

最高の仲間たちと過ごせた日々が何より嬉しかった。

 

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しかし本島に戻ると旅史上最大のアクシデントが待ち受けていた。。

 

最終章へ続く。

 

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【高梨の多摩雑感vol.16】あの日無人島が教えてくれた③

 

今回の記事は、下記記事からの続きとなりますので、興味があれば①-②を見てからご覧いただけると嬉しいです!

 

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「人は食べ物がなくても2−3週間生きられるが、水を一滴も飲まないと4−5日で絶命する。

 

なんてどこかで聞いた言葉が脳裏に浮かんだ無人島生活3日目の夜。

 

「水を腐らせないために水を動かしておいた方が良い。」

 

メンバー父のアドバイスで岩場とポリタンクをロープで結びつけ、海で浮かばせていたわけだが、4つ持っていった10リットル容量のポリタンクの内、1つの中身が海水になっていたのだった。

 

原因はおそらくフタの閉め方が緩かったからであろう。

10リットルは既に飲み干しているから、残りは20リットル。

 

それでは4日はもたない。

 

この事実を皆にどう告げようか。

誰のせいなのか、喧嘩が起きるんじゃないか。

 

でも黙っておくわけにはいかないので、率直に伝えた。

 

予想外に皆の対応は冷静で、犯人探しをすることもなく、この後の対処を話し始めた。

 

3日目にして皆のチームワークが醸成してきた感がある。

 

共通して絶対に達成したい目標があり、そのためにどうするかを順序立てて考えられる良いチームになっていた。

 

このままあと4日無人島で生活をすることはマスト。目標未達成は避けたい。でも死ぬわけにはいかないからリスクは避ける。

 

兎角、なんとしてでも水を調達しなければならない。

 

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そこで考えたのは「SOS」作戦。

 

無人島ではあるとはいえ、ここ3日間で船は1日何隻から近くを通るし、釜島に上陸する人もいた。

 

近くを通る船に乗せてもらい、メンバー2人で一旦本島へ戻り、水だけを補給してもう一回釜島へ戻るという作戦だ。

 

残りの水は20リットル。

 

成人男性5人、真夏の釜島で漁に出たり散策したりすることも考えると、もってあと2日。

 

焦りと不安が募るが、ポジティブ感は若者の特権だ。

 

早速昼から船が通るたびに皆で全力で手を振るが一向に捕まらない。目立つように銛を掲げたりして手を振るも、はしゃいでる若者にしか見えないのか、船は残酷にも過ぎ去っていき、時間も早々に過ぎ去った。

 

3日目も夕刻を迎え、漁で獲れたサザエとカサゴを数匹を使った砂入りパスタを食す。

 

昨日の夜まで嫌だった「生温い水」が、今では「何よりも大切な水」に変わっている。

 

「このまま船が捕まらなかったらどうしようか。」

 

みんなそれは心の奥底にあるが、誰もあえて口にすることはない。

とりあえずやることはやる。それのみ。

 

船が無事に捕まることを願って、早々に眠りについた。

 

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翌朝、目覚めてから喉の渇き我慢大会で1日がスタート。

皆でコップ一杯の水を節約し続けている。

 

無人島ではやることが変わらない。

とりあえず生き抜くこと。それだけだ。

 

よく映画やアニメなどで見た「SOS」を砂浜に書くベタなこともしてみたが、よく考えたら空の飛行機から見つかることなんてほぼないだろう。

 

朝ご飯(カロリーメイト2本、めっちゃ喉乾く)を食べたあと、それぞれこのあとの役割の準備をしている時だった。

 

「一隻の船が釜島に近づいてくる!」

 

皆で一生懸命に手を振った。もう手を振るだけじゃなくて砂浜を駆け巡りながら身体全身でSOSを表現した。

 

上半身裸、皮膚は真っ黒、髪はボサボサ。

 

今思えばそんな奴らが手を振っていたら、さぞかし怖かったと思う。

でも人のことを考えている場合じゃなかった。

 

そんなワイルドな僕たちにも関わらず、なんと船をこちらまで寄せてくれた。

 

話をすると地域住民の方のよう。そして事情を説明したところ、一度島へ連れて帰ってくれることを快諾してくれたのだ。

 

もう神様、仏様!!

 

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そんな七福神が乗る宝船のような船で、僕ともう1人で一旦島へ戻ることができた。待っている皆には必ず戻ると約束した。

 

久々に島に戻るとまず目についたのは自販機。冷たい飲み物なんてもう4日も飲んでいない。

 

でもここで飲むわけにはいかない。

島でみんなが待っている。

 

邪心を打ち払い、僕ともう1人は水だけ買って、すぐ船に戻った。

あと3日後に無事に戻ってくる誓いを本島にして、船は再度釜島へ出発した。

 

2リットルのペットボトル20本、水を買った。

これと残りのポリタンクの水で3日間を過ごす。

 

皆がいる釜島へ無事に到着すると、船のお兄さんが選別として岡山名物「桃」を凍った状態で1箱くれた。え、なんなの、もう本当に神様なの。

 

冷たいものを口に入れることの感覚すら忘れかけていたボロボロの僕たちは口いっぱいに桃を頬張った。

 

この桃の味は生涯忘れることはないだろう。

 

この日の夜、ご飯を食べ終えた後、持ってきたマッチを使ってキャンプファイヤーをした。水不足を解消できたお祝いだ。

 

勢いよく火の上を皆で順番に飛び越えた。悦びの舞だ。

 

もちろん食卓に並ぶのは砂の入ったジャリジャリパスタと生温い水。

でも今までと数味も違ったんだ。

 

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果たしてあと3日どうなるのか、第四章へ続く

 

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