【高梨の多摩雑感vol.21】それって必要?
先日三浦春馬さんの訃報がありましたね。
恋空、ごくせんなど自分が大学生ぐらいまでで良く観た作品に出演されていて、昨今でも活躍されているのを目にしていたので、早すぎる死にとても悲しい気持ちになりました。ご冥福をお祈りいたします。
ご本人のことなので原因の憶測などは出来ないですが、最近SNS上での誹謗中傷が大きく騒がれていますね。
あまり自分自身Twitterは使用していないので、SNS上で直接被害にあったことはありません(気付いていないだけかもしれませんw)が、そのようなツイートがタイムラインに流れてくるのは目にします。
他人を批判したり、評価したり。
好き勝手に発言して、しかもそれが本人に届いてしまうというとても怖い世界ですね。
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言葉は「刃物」であると名探偵コナンも言っていましたが、本当にその一言で人生を終えてしまうことだってある。
もし自分が学校や職場で直接言われたらどんな気持ちになるか。
アンチコメントを残す人はそれを考えているのでしょうか。
そもそもコメントを残してよいほど、そのことや人について知っているのでしょうか。
もし報道やSNSの発信の一部だけを切り取って、それに対してコメントをしていたら。
もし2チャンネルやTwitter他、SNSが助長しているのであれば、運営会社はそこに責任を感じなければらないでしょう。
SNSでは非対面で人と簡単に繋がれて、言いたいことを言える自由がある反面、簡単に人を傷つけ、死に追いやってしまうことだってある。
わざわざ言わなくたっていいことなんて、心に留めておけばいい。
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日本では若い世代の自殺者が世界一多いと言われています。なぜそのようになってしまったのでしょうか。
若者同士の間での端的な理由だけではないと思います。
今の社会を作り上げた大人たちにもその責任は大きくあるでしょう。
現実世界で息苦しい、認めてもらえない、自分は何者なんだと自己嫌悪に陥り、いざ現実逃避でネットを開くと誹謗中傷、テレビを見ると暗いニュースばかり。
小、中、高、大と義務教育を終えて、社会に出て行く若者たちが自分の将来に夢をみることがとても難しい時代ではないでしょうか。
頑張って当たり前。やらなきゃいけない。俺らはこれだけやってきたんだ。という上下関係の上に成り立つ、そんな社会に入りたいと思いますか?
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自分もサラリーマンをしてきて、そのような場面も体験しました。
社会では弱者は救われません。むしろ都合よく扱われて、最終的には責任を取らせれることも多かった。
その中でも時折本当に自分のことを考えてくれる上司や先輩に出会うことができ、踏ん張れたことも多々ありまして。33歳まで続けて来れたのは一概にそういった方との出会いと、自分自身の負けん気のおかげです。根畜生根性。
でも強くいれる人なんてそんな多くないはずです。
ある時心がポキっと折れてそのまま戻って来れなくなる人も見てきました。
そういったときに手を差し伸べることができるのか。
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前回のコロナに続き、また暗い話になってしまいました。。
誹謗中傷と噂をすることも誹謗中傷になりかねないので気をつけないといけないですね。
三浦春馬さんは世代的に本当に良く観させていただいてましたし、素敵な笑顔が特徴的で脳裏に焼き付いています。本当にショックでした。
原因はわからないですし、深読みもするつもりはありません。
ただ若者が自ら命を落としてしまうこの流れは深読みし、解決していかなければならないのかなと思います。
自分にできることは何か。
もっと考えていこう。