【高梨の多摩雑感vol.46】束縛
今日はなんとも夏が過ぎ去ってしまったような雨天。
エアコンも必要なく、夏の終わりが段々と近づいて来ているのかな?なんて思いながら、パソコンと睨めっこしている1日です。
さて「自由」って魅力的な言葉ではありますが、自由過ぎるよりある程度の束縛の中の方が意外に良いアイデアが浮かんだりしますよね。
例えばアーティストであれば西野カナの「叶わない恋」だったり、尾崎豊の「支配からの卒業」だったり。
どうしたら良いか、いかに良い解決策を見つけるか。
途方もない選択肢の中から選ぶより、それしかない選択肢からいかに広げていくか。
そんな答え探しが意外に好きだったりします。
コロナによる緊急事態宣言で県外自粛を余儀なくされている東京。
人口が多く、日本の首都でもある東京なのでいち早く緊急事態宣言が始まり、終わるのもだいたい最後です。
他県からみたら「東京やばない?」と思われがちですが、そんな東京だからこそ、その選択肢の中でいかに楽しんで生活していくかを考えるようにしています。
「変える」というより「活かす」という目線で、今あるもので、今あることの中で自分なりな工夫をして楽しんでいく。
そもそも便利になり過ぎた人間の文明の中であまりに選択肢が増え過ぎていたのではないでしょうか?
どこにでも行ける時代から、住う場所で楽しむ時代へ少し戻ったと思えばいい。
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今回選んだローカルランは「多摩丘陵トレラン」
最近高尾山行ったり、東京方面行ったりとしていたので久々に行ったような気がします。
スタジオジブリ作品「耳をすませば」の舞台でもある聖蹟桜ヶ丘からひじり坂、都立桜ヶ丘公園、よこやまの道を通り、小野路、小山田緑地からよこやまの道に戻り、多摩センターでゴールする約20km、獲得標高450mのコースです。
多摩丘陵でも北側を走る京王高尾線沿いと南を走る京王相模原線沿いで上下にあるのですが、今回はその南側となります。
自分としては季節ごとに走っている好きなコースで、特によこやまの道、小野路、小山田緑地と繋げれるのは良きです。
多摩の原風景と呼ばれる小野路では、ありのままの自然が残っていて、自分としては田舎である茨城県大子町を思い返されるような景色が残っています。
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毎年必ず2回はおばあちゃんに会いに行っていた大子町。
綺麗な川、鮎、軍鶏、温泉。とても好きな町。
トレランでは「奥久慈トレイルレース」で有名で、暑い時期のハードな大会としてコアファンが多い大会です。
しかしコロナ禍になってから2年ほどいくことができなくなりました。
そして田舎に1人で住むおばあちゃんはその間に倒れてしまい、病院へ入院。
それでもコロナリスクを他県へ運ぶことはできないし、病院へ行っても面会もできない。もちろん大子町へいくこともできない。
もしこのまま会えずに、何も伝えられずに2度と会えなくなってしまったらと考えると悲しくなりますし、それだけは避けたい。
どうかコロナが落ち着いて会える時まで元気でいてほしい。
小野路を走りつつそんな事を考えていました。
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さて少しんみりしてしまいましたが、そんな田舎のことを思い返させてくれる貴重な多摩の原風景を見られるこのコースが自分は好きです。
街からの距離も近く、遅めに起きた朝でさえ半日の工程でサクッと走って、東京にある自宅で帰宅できるのもこのコースの良さ。自然と街を行き来しやすいのが多摩丘陵の魅力ですね。
コロナの影響で色々と束縛が強い世の中です
おばあちゃんに関しては会えないからこそ、より強く想っている自分も正直います。
いつでも会える。
そんな状況では考えられなかったことを今では考えられていることもある意味プラスに考えて大切にしていこうと思います。
束縛されているからこそ、わかることも多いはずです。
さて多摩丘陵の魅力が詰まった今回のコース。初めて「ナレーション」という形で動画を作ってみました!
「走りながら話しつつ動画撮る」って実は意外に難しかったりします。
ナレーションだと落ち着いて話ができるのでこれもまた一つの形として今後やっていきたいなと思っています。
是非是非動画の方もご覧いただけますと嬉しいです!
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