【LINKくにたちリレーマラソン】コロナ禍でのマラソン大会運営を終えて
お久しぶりでございます。
約4ヶ月程ブログの更新が留まっておりました。
この期間何をしていたかというと
約3年ぶりとなる「LINKくにたちリレーマラソン」を開催するために日々奔走していたわけでございます。
コロナで潰れた2年間。
LINKに向けて毎年のように行なっていた様々なオシゴトも若干忘れかけている中、多大な不安も抱えながらの開催にYoutubeもブログも休止。
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昨年の11月程からまず開催できるのか?ということの打ち合わせをしていくのですが、実行委員会の中でも皆どこか「今年も無理なんじゃないか」という気持ちを抱えての始まり。
なかなか士気も上がらない中で、それでも開催する場合の逆算をすると恐ろしいほど課題が山積み。コロナ禍の開催で新しいチャレンジもしなければなりません。
さらに開催した場合でも無事に終えることができるのか、運営の心配もたくさん。
「あぁ、この感覚は」
第一回目開催したときのドキドキ感。決してワクワクではないやつ。
その不安を一つ一つしらみ潰しに消していく作業を日々行っていたけど、年末ぐらいでできることはまだ少ない。
そんな年末年始はまだ動画を撮ったり、いつも通りの活動をしつつ、1月、2月と開催がより現実的になればなるほど近づいてくる恐怖感と責任感。
「事故なく問題なく開催、運営できるのか」
そんなプレッシャーが大きくなる。
「これは他のことをやっている場合ではない」
ただえでさえ日々サラリーマンをしているメンバーの時間は限られていていることから、3年ぶりのLINKくにたちリレーマラソンにフォーカスしようということで、メンバーにも相談の上、一時的に動画やブログの更新を止めることにしました。
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まずは2年越しにお世話になってきた業者さんなどに連絡し、ご挨拶とともに今年の運営を共に乗り切ってもらうお願いをしていく。
そしてコロナ禍だからこその企画を考えていきます。
毎年敷いていたタスキゾーンの芝ロールは衛生面から今年は使用せず、持ち帰っていただくレジャーシートで代用する案を考えた。それに加え参加賞をタオルからマスクへ変更。
デザインや色、発注数/納期などを業者と詰めていく。
ただしそれだけで大きな金額がかかるので、次の心配としては参加者に来てもらえるのか、黒字で運営できるのかというところになる。
3年ぶりかつコロナ禍。
損益分岐点を計算し、来てもらえないといけない参加者人数を弾き出す。
なかなか厳しい...と話し合いながらも、やるしかないと褌をしめる。
国立市としても大型なイベントはコロナ禍に突入してから初めてということもあり、慎重に開催する必要があることから、開会式/閉会式、テントゾーン、コスプレ賞などの表彰対象、参加者の縮小を決定した。
兎に角今年は無事に開催できることが重要。
この判断を元に企画や仕組みを作り上げていく。
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3月末ようやく開催の目処が立ち、エントリー開始となった。
例年約2週間で満員となる大会だったが、1週間経ってもいつもの三分の一ぐらいのエントリーしか来なかった。
「このままでは赤字になるのではないか?」
「毎年参加いただいていた方が離れてしまったのか?」
など不安がよぎった。
それでもやれることを兎に角やる。
嘆いている暇はない。
SNSを更新し、広告を打ち、各団体にも参加のお声がけを依頼した。
市役所の市報にも掲載いただき、3年ぶりに戻ってくるこの大会の存在を多くの人に届ける算段を考えた。
今回この広報の位置づけで一番尽力してくれたのはメンバーのシバだった。
地域愛、国立愛がメンバーでもずば抜けて高いシバの文章は自分にも刺さったし、この大会が開催されることの意味合い、伝えたいことまでしっかりと伝えてくれたと思う。
そんなシバの広報の力もあり、締め切り当日までには無事に満員御礼を迎えることができた。まずここで一つ荷が降りた。
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無事に集客ができたら次の課題はいかに参加者に楽しんでもらいつつ、安全に大会を運営するかということにフェーズが移る。
同時進行はしているものの、力の入れ所が変わる。
計測、物品レンタル、スポンサー、ボランティア団体などとの連絡が増え、詳細を詰めていく。
この時になるとボランティアや運営面のマニュアルなどを担う現場統括のナオキが慌ただしくなる。
今年からは一橋大学のラクロス部に加え、一橋祭委員会にも協力いただき大会を盛り上げてくれることとなった。感謝。
このフェーズになると兎に角LINEでの連絡がめちゃめちゃ増える。
今回はコロナ禍ということもあり変更点も多々出てきた。
お互いの認識のすり合わせ、情報の共有、抜けがないか否か。
決して1人だけでの判断だとどこかで誤る可能性も出てくるから兎に角共有して皆で決めていく。
その中でリスクをできる限り排除しつつ、確定事項を積み上げていくのだ。
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そうして積み上げて完成した運営基盤をナオキが当日の各リーダー、ボランティアの動きにしてマニュアルへ落とし込む。
何回も何回も頭の中で当日のシュミレーションを行なって、想定に不備がないか、忘れ事がないかを考える。
多分この時期の自分とナオキのアタマの中はカオスマックスだ。
これなら無事に運営ができる、大会を開催できる。
と確信を持てるのは大会の2週間ほど前だった。
そこからようやく次のフェーズとして参加者にいかに楽しんでもらうか、プラスアルファの部分を考えれるようになる。
LINKくにたちリレーマラソンでは沿道からの応援とハイタッチで雰囲気を醸成していたが、コロナ禍ではそれもできない。コスプレ賞もないとなると盛り上げが非常に難しい。
それでもやれることはないかを考えて、今回はスティックバルーンを使って応援することに決めた。本当はもっとやれることはあるだろうし、お金をかければ色んな仕組みも追加できると思うけど、今年は無事に開催できることに軸をおき、やれる最低限の工夫を凝らすことに留めた。
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前日に受付準備から、参加者へ渡す品の袋詰め作業を行う。
手慣れた作業ではあるものの、やはり時間はそれなりにかかる。
ここ効率は来年以降もっと工夫すべき点だろう。
それでもしっかり準備を終え、当日の朝を迎えることができた。
ここまでくると後は事前にした準備や想定がその通りに動くかだけになる。
当日気を衒ったり、柔軟に動く必要があるようなことはできる限り排除。
兎に角、緻密に準備をして想定通りにコトを進めていく、
それが自分たちの運営スタイルだ。
早朝のリーダー会議、ボランティアスタッフへの挨拶、説明が終わり、参加者が続々と受付に到着する。
今回は自分が受付にいながら事前に参加者から問い合わせがあったことを受付スタッフと共有しつつ、その場で質問を受けて回答することにした。
これは正解だった。受け渡しミスもなく無事に完了。
一方で大学通りではSALOMONのエアゲートが無事に立ち、レジャーシートがボランティアの手で敷かれていく。
ラジオ体操も終わり、第一走者がスタートゲートに集まり出すと、一気に緊張感が増してくる。
メンバー間のトランシーバーではナオキの声が響き渡る。
第一走者が一番事故リスクが高い。コースに人が入らないよう声かけをしまくる。
国立市 永見市長の号砲と共に第一走者が駆け出し、無事にエアゲートまで全員が戻ってくるきたことを確認すると少し肩の力が抜ける。
後は3時間、この流れを維持しつつ、ボランティアスタッフの休憩も回しながら最後まで気を抜かずに運営する。
スティックバルーンの弾く音が参加者の背中を押す。
2時間55分が経過し、最終ランナーがコースを走り始めると例年通り、参加者が沿道に並んで応援を始めた。
LINKくにたちリレーマラソンでも一番好きなシーン。
人と道と街が笑顔で繋がる瞬間だ。
最終ランナーがゲートを潜り、3年ぶりとなるLINKくにたちリレーマラソンは無事終了した。
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今年は暑さも加わり、熱中症の懸念も強かったが、藤波タオルさんのおしぼりの提供もあり、熱中症で倒れる方はいなかった。
事前に敷いていた運営もうまいこと周り、3年ぶりだったけど改めて変わらないメンバーとやることの強みもあるなと感じた。
メンバーのチカラが35歳になって体力の衰えを感じたと話していたけど、確かに毎年皆だけで運営していくにも限界はあるし、もっとプラスアルファのホスピタリティを考えていく上でも今後どのようにして若者を巻き込んでいくか、運営をうまく回していくかは改めて見えた課題。
今回完走証や賞状を後日発送にしたこともあり、こちらも無事に発送しきり、反省会も終えてオールアップ。
約半年前に感じた恐怖や不安が、そのまま達成感や喜びに変わる瞬間だ。
メンバーもそれぞれの生活にすぐ戻っていくから余韻に浸っている時間はあまりないけど、それぞれのメンバーを飲みに誘ってサシで打ち上げるのはLINKにおける自分の愉しみの一つ。
コロナ禍の大会運営だからこそ、初めてのチャレンジもあったし、プラスアルファな部分で至らなかったところもあったと思う。
それでもメンバー皆できちんと乗り越えたことで貯まったパワーが来年のLINK、そして多摩でフルマラソンを開催するための活力として今後に活きていくに違いない。
進みは遅い船だけど、自分たちの目指すゴールに向けてこれからも着実に進んでいこうと決意できた大会でした。
長い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回の運営の様子をYoutubeで動画にしていますのでこちらもご覧いください。
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