【多摩トレランコース】都心から丹沢山系を一望!!南高尾山稜コース
高尾山口駅を中心にトレイルコースを検討する際の定番な南高尾山陵コース。人が多い高尾山頂を通らずして城山へ到達できるため気持ちよく走ることができます。
ハイカーが比較的少なく、看板も多く、低山の連なりで危険箇所も少ない。また北高尾より景観がよい南高尾山稜は気持ちよく走れるコースです。
高尾山口~草戸山~城山
高尾山口駅から南側の「あおばばし」を渡り、民家の脇道を通り、南高尾山陵へ入ります。入った後ははじめからなかなかの斜度の登りを抜けると、四辻方面へ進みます。
根っこが強めのトレイルを走りつつ、草戸峠を抜け、草戸山(標高365m 東京都町田市最高地点)へ。草戸山は松見平休憩所となっており、ベンチや展望台もあり、しっかり休憩が出来るポイント。茶屋はなく、水分補給はできないので要注意です。
草戸山からは榎窪山(420m)、三沢峠とアップダウンを繰り返していると南高尾山稜の景観ポイントのご褒美がお出迎え。ここも座れるようになっていて、休憩が可能です。天気がよい時は富士山、丹沢方面の山々を見ることができます。
さらに中沢山(494m)、金比羅山(514m)、大洞山(536m 南高尾山陵最高地点)と抜けると大垂水峠へ抜けます。
大垂水峠に降りるまでが南高尾山陵となり、峠からは高尾方面では城山、一丁平へ、西側へ行くと相模湖へと抜けることができます。
城山~景信山~小下沢~駒木乃公園~高尾山口
おそらく多くのトレイルランナーはそのまま城山まで進み、高尾山口へ戻ったり、城山経由で景信山、堂所山、陣場山方面へ距離を伸ばしたりして、距離を稼いでいることでしょう。
夏のおすすめは南高尾山陵から城山へ登り、カキ氷を食べ、景信山山頂から小下沢へ降り、遊歩道梅林や駒木野公園を通って高尾山口へ戻るコースです。
トレイルマナーについて
南高尾山陵は高尾山口からハイカーの多い1~6号路、稲荷山を避け、城山へ到達できるのでトレイルランナーには嬉しいコースです。
最近では日本トレイルランナーズ協会から業界初のマナーガイドが発行されました。山道において、無理にスピードを出したり、ハイカーの横を走って抜けたりするのはやめましょう。また低山だからといって、装備をおろそかにすることもよくありません。
良くも悪くも高尾山の影響力は強いので、多くの批判が生まれれば、高尾山を走れなくなるだけでなく、他の地域のトレイルにも影響がある可能性があります。
高尾を走るトレイルランナーは積極的にトレイルにおけるマナーを守り、発信していきましょう。それが身近に出来る山への恩返しかもしれません。